>>>7
ベッドサイドの明かりだけがうっすらと照らす、暗い部屋の中。
灰色の頭と漆黒の頭が、お互いに手を伸ばせば触れ合うくらいの距離を残して座る。
懐かしく響く、サスケのどこか怒っているような言葉を聞いて、カカシはいったいどういうことだろうとめまぐるしく頭を回転させた。
記憶が戻ったらしいことにほっとしているのに、それにひたっている場合ではない。
その間に、伸ばしていた手の行き場を失って、所在無さげに頭を掻く。
「油断ならないって・・・?」
やっと呆然とした顔つきを何とかしてカカシが聞いた。
それに対してサスケは何も答えずに、じろとカカシを睨みつけると両腕で頭を抱えるようにしてふたたび布団に頭を伏せた。
そうしてまた1つ、大きく息を吐き出す。
自分を何とか抑えようとしているような、深く、かすかに震えたため息だった。
それに、困惑したような気配が混じって、カカシをますます落ち着かなくさせる。
「あんたが、・・・オレに、したこと・・・」
小さく、やっと聞き取れるくらいの声で言うと、サスケは身を小さく丸めたように見えた。
がっくりとうなだれているようにも見える。
サスケのそんな様子を見て、やはりなにか誤解をしてしまったのではないかとカカシは内心びくびくする。
こんな暗い部屋で、しかもそれが寝室で、一緒に、ベッドで、サスケが目覚めたときは手を繋いでいて。
いくら男同士だといっても、曲解しようと思えばできない状況ではないことが、妙にそわそわした気分にさせる。
そんな誤解なぞ冗談ではないのだが。
それなのに、どう説明したらいいのかと考えれば考えるほど、つまり対応がしどろもどろになればなるほど、誤解は深まるだろう。
しかし、いったいどこから何を説明したらいいのかわからない。
わからないせいで考えが少し脱線し、サスケはどうしてこんなタイミングで記憶を取り戻したのだろう、と少し恨めしい気持ちも起こってくる。
昼間の訓練中とか、それでも食事のときとか・・・、そういう状況だったらよかったのに。
記憶をなくしたのは1週間前の訓練の終わりだった。
木から落ちて、頭を打ったのだ。
そこから急に記憶が戻ったら、ここにいることをおかしく思うほうが当然。
まさか、幻術をかけられて連れ込まれたとか想像しているんじゃないだろうな。
そんな風に思われていたとしたら、かなりショックだ。
結局役に立つ考えは見つからないまま、そわそわする。
サスケが元に戻ったのだということで安堵はしているのだ。戻ってくれてよかったと思う。
しかしその一方で、いつか心配したようなベッドに2人一緒にいる状況をどう説明するかという問題が、現実のものになってしまったことに、世の無常を感じたりする。
こんな勘ばかりあたらなくてもねぇ・・・。
サスケは頭を抱えた姿勢のまま、さっきからぴくりとも動かない。
しばらくして、やっとカカシが口を開く。
だいたい記憶をなくしたのがいけないのだとそんな結論に辿り着きかけて、それはやはり大人げないだろうと思い直した。
「・・・なにかさ、誤解してるんじゃない・・・?」
「・・・してねぇよ」
カカシが口を開いたのにあわせて、サスケが顔を上げながら答える。
その視線はまだ布団の上から動かなかったけれど。
誤解をしていないといわれても、カカシはさらに言わずにはいられなかった。
「・・・やましいことなんかないぞ」
こんなこと疑われるなんて、人間としてどうなんだろうと、なんとなく情けない気持ちになる。
「やましいことってなんだよ」
サスケはサスケで、こんなこと別にどうでもいいのだが、言葉尻を捕らえて追求する。
カカシが何を考えているのかは、だいたい想像がつく。
そんなこと疑っていない。女じゃないんだから。
オレが言ってるのは、もっと、違うんだよ・・・!
「・・・わかってるよ」
ため息をひとつついてから、サスケがまたしても怒ったような口調で言う。
「別にあんたに誘惑されたなんて思ってない」
その言葉に、カカシが安堵したような気配が伝わってきた。
しかし、サスケは、なんとなくほっとした顔をしたカカシとは反対に、むしろ敵意を抱いているかのようにきつい口調になった。
いろいろ、気にくわないことはあるが、とにかくあのことだけは。
抑えようと思ったが、どうしても言わずにはいられない・・・。
「どうしてあんなこと言ったんだよ」
一言言ってしまってから、これは止まらなくなると思った。
こんなこと言うつもりなかったのに、我慢できない。
胸が、ちりちりする。
自分を落ち着かせようと深く息を吐いたが、効果はなく、むしろ勢いをつけてしまった。
「誰が、あんたに、一緒にいてくれなんて頼んだんだよ!」
思わず言ってしまってから、カカシの驚いている顔を見て気持ちはすぐに後悔に変わった。
昼間の、夕日の中の光景が頭の中でぐるぐるとまわる。
あの時、カカシがずっと一緒にいてくれると言ったのだ。
しかし、そのときの自分は、自分であって自分ではなかった。
カカシが「一緒にいる」という言葉を向けたのは、あくまでもそのときの幼い自分に対してなのだ。
今の自分に向けられたものではないのだということが、胸を締め付ける。
そして、そんなことで心が乱される自分もいやだった。
「一緒にいる」なんて、誰かに言われたいわけじゃないのだ。
・・・施しを受けるようで。
そんなつもりはまったくない。
一緒にいてほしいなんて、これまで望んでいなかったことなのに。
その言葉を口にしたカカシとそれを聞いてしまった自分に対して無性に腹が立つ。
子ども扱いして、大人ぶって軽々と宥めて、宥められて。
そうやって腹が立っているのに、心のどこか別のところがそれを喜んでしまっているようで、どうしたらいいかわからなくて頭がパンクしそうだ。
何に対して何を思っているのか自分でもよくわからないままに続ける。
「・・・オレはそんなことしてほしいなんて、言ってない!・・・それに!」
何かを振り払うようにして、ますます大声になって言う。
「勝手に、勝手にできもしないことを言うな!」
怒鳴りながら頭に血が上って、目には涙がにじむ。
そして泣くまいとする意思とは裏腹に、ぽたりと一粒シーツに落ちた。
言ってしまってから、自分の手で何かを壊してしまったような気がしているのに気づく。
何か、大事なもの・・・。
・・・本当は自分がずっと望んでいたものだ。
でも、これでもう、二度とは手に入らないのだろうということを、暗く思う。
たった今自分で振り切ったのだ。
八つ当たりしてひどい言い方で。
そう思うと、熱い頭とは反対に、心のどこかがすうっと冷えていくのを感じる。
でも、これでいいんだ。
カカシだって。
「・・・ごめん」
カカシが小さく呟く。
俯いているから顔は見えないが、涙で滲んだ視界に、握り締めたカカシの手が入る。
ほら、やっぱり・・・。
やっぱり、できもしないことを言うからだ。
「ごめん、サスケ」
言いながら、握り締められていたカカシの手が、ゆっくりとサスケのほうに伸びる。
そしてサスケの頭を抱き、背中にもう片方の手をまわした。
そんなこと、されたくないのに、体が動かない。
カカシの腕の中で「離せ」と言ってみるが、腕は緩まらない。
どんなつもりでこんなことをするのかと考えるが、ぬくもりが心地よくて、思考がするするとほどけていってしまう。
しかし、ぬくもりにすべてを預けてしまうのが怖くて、必死で考えをまとめようとする。
これは手に入らないものなのだ。
今だけ、カカシの気まぐれで与えられたものなのだ。
心地いいなんて思っていないで、早く振り払わなくては。
でも振り払わなくても、たった今自分で遠ざけたのだ、と心の冷えた部分で絶望する気持ちが沸き起こってくる。
悲しい。
そんな気持ちに、ぬくもりは魔力を持っているかのように染み込んでくる。
心の冷えた部分とぬくもりがせめぎあっている。
・・・ああ、あの時もこうして抱きしめてくれたんだ。
頭を打ってからずっと夢を見ているような意識に、別の意思を持った自分の意識が見えていた。
別の意志をもった自分は、確かに自分であるのに、自分でない。
そのもう一人の自分の行動はずっと見えていたが、どうこうする気は起こらなかった。
起こっても干渉できなかったかもしれない。
ずっと夢の中にいるみたいに、遠くから自分の行動を見ていた。
あれは、小さいころの、自分。
・・・まだ、悲しみも憎しみも知らなかったころの。
カカシに懐くのを見て、カカシに頼っているのを見て、自分はこうしたかったのだろうかと夢の中のようなぼんやりとした意識の中で漠然と思った。
うちはの跡地を見たときも、別にショックではなかった。
ああ、やっぱり。と軽い失望を感じただけだ。
もうひとりの幼い自分は、世界が終わったかのような衝撃を受けていたのが伝わってきたけれど。
でも、それをどうしてやることもできず、ただあの悲しい風景を眺めていた。
衝撃で何も考えられないオレと、それを見ているだけしかできないオレ。
あのまま立ち尽くしていたら、どうなったのだろうか。
だんだん弱って、うちはの皆が死んだところで、自分も死ねたのだろうか。
そのときあいつが来て、自分ではどうしようもなかったカラッポの心を満たしてくれた。
その力はとても力強くて、それを見ていたオレも、ぼんやりとした意識でうれしく思ったのだ。
でも、さっきこうして目がさめて、今までの夢を見ていたような感覚ではなく、現実をちゃんと感じ取れるようになったとき、とたんにそんな自分がいやになった。
何を甘い夢を見ていたのだろう。
誰かに頼りたいなんて、どこかに封じ込めたはずの弱い心からきたもので、それはいらない。
それなのに、今。
カカシの腕の中はこんなに温かくて、すべてを投げ出してそこに留まっていたくなる。
あのとき泣いていた自分は今のこの自分ではなかったはずなのに、そのときの気持ちもなぜかよみがえってくるようだった。
でも、と、気力を振り絞って考える。
今これは自分で拒絶したものなのだ。
このあと離れたら、もう決して戻ることはないのだ。
―――それでいいんだ。今までに戻るだけ。何も得ていない。だから何も失わない。今までのように。
何も問題ない。今までと同じなのだから。
「離せ・・・」
やっと絞りだしたその声を無視してカカシが言う。
「サスケ、オレはそんなつもりで言ったんじゃないよ。もっと真剣に言ったつもりだったんだけどね」
・・・知ってる。
カカシが半端な気持ちで一緒にいると言ったわけじゃないことは、本当はどこかでわかってたんだ。
でもとカカシは続けて言う。
「そんなに苦しくさせるなんて、ごめん」
それを聞いて体中の力が抜けていくのを感じた。
カカシがやはり離れていってしまうということを感じて、自分がそうしたかったはずなのに、絶望感を感じる。
でもすぐに。
「でも、オレはそばにいたいんだよ・・・」
と言うカカシの声を聞いて、自分の耳を疑った。
今なんて?本当に?
それでも、悪あがきをしてしまう自分がいるのは、業が深いとしか言いようがない。
「・・・後悔するぞ」
「しないよ。自分で決めたんだから」
「あんたが決めたからって・・・、オレが」
「それでも一緒にいるって決めたんだ」
「ずっとつきまとう気かよ・・・!」
「そういうことになるのかな」
そんなこと言って・・・!何も考えてないとしか思えない、こいつは本当にバカだ。
でも、もう本当に、どうしようもない。
この力には抗えない。
「・・・信じるぞ・・・」
とうとう降参して、ほっとしながら、でもどこか不安に思いながら吐き出すと、
「信じてよ」
と間髪いれずに返ってきた。
それにオレウソついたら結婚しなきゃいけないことになってるんだよ、とカカシは余計なことまで言う。
そんなことは聞き流せばいいのに、なぜかしっかりと反応してしまい、ついいつものように言い返す。
「バッ、カ・・・!バカ言ってんじゃねぇ!あんたは男だろ!」
「それでもさ」
やさしい声で続ける。
それでも、ずっと一緒にいるって決めたんだよ、サスケ。
カカシのささやく声が耳の中で温度を持って響き、そんなこと思っちゃいけないと思っているのに心は勝手に感動して、いよいよ涙は止まらなくなってしまった。
「ほんとに、ずっとなんだ」
どこか歌うようにやさしく言い聞かせてくれる声を、よかったと思いながら聞いていた。
そう言ってほしかった。
カカシの腕の中で声をあげて泣きながら、こんなに泣いたことひさしぶりだなとぼんやり思う。
家がなくなってから。
・・・いや、そういえば昼間しっかり泣いているやつがいたな・・・あれも自分だっけ。
カカシにはこんなところを見られてばかりだ。
ひどく安心しながら、思う。
夢が怖いと泣いていたら頭をなでてくれた。
眠れるまで布団をたたいていてくれた。
そばで一緒に寝てくれた。
どれもずいぶんとためらいがちにだったけれど。
オレの気持ちをきっと考えてくれたのだろう。
それから、サスケはもうこれ以上涙は出ないんじゃないかと思うくらい泣いた。
カカシはその間中ずっと、サスケの頭や背中を撫で続けた。
一夜明けて。
カカシはサスケと連れ立って、家を出る。
今日の夕方帰ってくるときはひさびさに一人だな、とふと考える。
カカシの周りを人工衛星のようにくっついて歩いていたサスケは、今日はもう、すこし距離をおいてついてくる。
だからといって、戻ったことが残念なわけではない。
心からよかったとは思っているのだが。
やはりどこかさみしい気持ちが残るのは否めない。
そのサスケを見ると、サスケのまぶたは見事に腫れていた。
昨日あれだけ泣いたのだ、当然だろう。
冷やしたらいいのか温めたらいいのかわからなかったが、とりあえず出掛けるまでの時間で冷たいタオルで冷やしてみた。
朝起きてから鏡を見て、サスケは少なからずショックを受けていたようで、それほど多くもない口数が、それからはほとんどといっていいほどなくなっていた。
集合場所にはサクラとナルトがもう待っていた。
いつもどおりのやり取りを交わしてから、サクラが「サスケくん、おはよう」と声をかけてくる。
「・・・ああ、心配かけた・・・」
サクラとナルトはそれを聞くなり目を丸くして、サスケに飛びついてきた。
ナルトはサクラにはじかれたけれど。
「サスケくん!戻ったの!よかった!」
サスケの首に抱きついてサクラが泣きはじめる。
急に抱きつかれて驚いたが、振り払わずにサクラの肩にそっと手を乗せた。
「すまない・・・」
ずっと自分のことを心配してくれていた。
ナルトも、と素直な気持ちになって、見ると、うつむいてぷるぷると震えている。
まさか泣いてるんじゃないだろうな。
近寄ると突然、
「サクラちゃんから離れろってばよ〜!!」
などと叫んだ。
その日はひさびさの任務を行った。
サスケもナルトもサクラもよく働いた。
日常が突然動き出すのを感じて、カカシはこの1週間について時々考えたりする。
帰り際には、夕べ泣きすぎて腫れたサスケの目も元通り涼しげになり、ようやくすべて元通りになったのだと思った。
戻ったんだな〜・・・と、うれしいがなんだか残念なような気もする。
サスケが聞いたらまた怒るのだろうけど。
ナルトとサクラ、特にサクラが記憶が戻ったお祝いをしようと言い出したが、サスケはそんなことするなと言って、逃げるようにして帰ってしまった。
がっくりと肩を落としたサクラが時折思い出したようにナルトにあたりながら帰路につくのを見送って、カカシも家に向かう。
ひとりの帰り道も、ひさびさ。
なんだか妙に家が遠く感じられる。
道すがら、晩飯どうするかななどと考えてみるが、ひとりかぁ、と思うとため息がでる。
たかが1週間、されど1週間。
その間片時も離れず過ごしたものがいなくなるというのは、予想していたよりもさみしいものだ。
結局、あるものを食べようということになり、どこにも寄らずにとぼとぼと帰った。
下を向いたまま家の前にたどり着いた。
そして、鍵を取り出そうとして、すぐ隣に誰かが立ったのに気づく。
「・・・サスケ」
「なにをしょぼくれて歩いてんだよ」
そう言いながら、何かずっしりと重そうな袋を突き出してきた。
「・・・なにこれ?」
サスケはそのまま言葉をつなごうと口を開いたが、何も言わないまま口を閉じて、下を向いた。
中を見ると、野菜やら肉やらたくさんの食べ物と、飲み物が入っている。
中身を確認してから、カカシがもう一度これは何かと聞く前に、サスケが言った。
「お礼がまだだったから」
それでここに来てくれたのだろうか。
お礼として食材をどっさり買い込んで、オレのことを待っていてくれたのだ。
今日、目が腫れていることを除けば、サスケはすっかりふだんどおりのサスケになっていて、こちらを避けているでも親しみを感じているふうでもなく、1週間前とまったく変わらない様子を見せていた。
だから、きっとこの1週間のことも夕べのことも、すべてなかったことにしたのだろうと思った。
こちらの気持ちは変わらないけれど、サスケがそうしたいのならそれでもいいと思ったのだが。
今ここにこうして来てくれたことがうれしくて、さっきまでなんだか気が沈んでいたのがバカみたいに思えてくる。
「・・・オレが何か作るの?」
これを使って?袋の中を覗きながら聞くと、
「それでも別にかまわないが・・・、オレが作ってもいい」
と、少しためらいがちに答えた。
作ってくれるの?と少し驚きながら聞くと、
「あんたよりはうまいぜ」
と、さして得意げでもなく言った。
照れを隠しているんだろうか。わざとそっけない返事。
そこは素直にお願いすることにして、鍵を開けて今日も2人で家に入れることを改めてうれしく思った。
あまりに静かなのをいぶかしく思い、サスケが料理の合間に居間を覗くと、カカシが床にごろっと横になって眠っているのが見えた。
ここのところ、きっとあまり眠っていなかったのだろう。
昨日も結局あのあとはほとんど眠れなかったに違いない。
そんなになってまで自分のことを考えることないのに、と思いかけたが、胸がほわんと温かいことに気づく。
サスケはカカシの真似をして頭をかくと、寝息を立てるカカシのそばに座った。
そして、頭のほうに少し身をかがめて、その姿勢でしばらく迷ってから、今言わなかったらきっと言えないだろうと思い、意を決して小さく
「ありがとう」
とささやいた。
顔を上げたとき、窓の外に沈む夕日が見えたが、今日は禍々しくは見えなかった。
むしろ、温かい色合いであたりを染めているように見えた。
カカシの顔も赤みがかっている。
そういえば初めて見るカカシの寝顔を少しの間眺めて、サスケは再び台所に戻った。
サスケが台所に戻ったのを足音で確認すると、カカシはそっと目をあけた。
サスケが聞かれないようにと願いながら、耳元で小さくお礼を言うのを聞いて、なんだか照れくさくなって顔が赤くなってしまったみたいだ。
しかし夕日のおかげでばれなくてすんだことにほっとする。
目を閉じると、まぶたに夕日の光の温かさを微かに感じる。
サスケが台所で何事かをしている音を聞きながら、カカシはもう1度眠りに落ちていった。
END